佐々木千夏区議発言のここがおかしい!-その2【創氏改名】

  • 2019.09.26 Thursday
  • 16:12

佐々木千夏区議発言のここがおかしい!

 

要請文に続いて、テーマごとに、佐々木千夏区議の発言と問題点を順次掲載します。

その2は【創氏改名】に関して。

 

――――部分が佐々木区議の9月12日の区議会本会議での発言です。


「創氏改名、『朝鮮人は姓名を日本式に変えられ』とありますが、これは真っ赤な嘘です。「創氏改名に殺到する朝鮮人」という朝日新聞のかつての記事もありますし、「動画」もあります。実際朝鮮人の方から海外で仕事をする際に朝鮮人だと差別されるので日本式に変えて欲しいとの要望があって、日本政府も仕方なく許可したという事実があります。本当のことです。」


 名前を表示する時に「姓名」「氏名」という言葉が同じように使われることがあります。しかし「姓」と「氏」は異なるものです。 朝鮮では儒学的な考えのもと、血族集団の「姓」を重視する伝統があり、結婚しても男女とも「姓」はかえない社会でした。それを「氏」という家を中心とする日本社会の風習にくみ込もうとしたのが「創氏改名」政策で、夫婦同姓とし、名も日本風にしたものです。戦争が進む1940年、日本の戦争政策に協力させるために、朝鮮人を日本人化しようという「同化政策」=「皇国臣民化政策」の一環として行われました。この法令は突然1940211日に施行され、半年後の810日までに創氏するかどうかを決めて届け出ることとされました。届け出なければ、そのまま従来の朝鮮名が氏とされ、妻の姓も夫の姓にかわりました。届け出た場合を「設定創氏」といい、届け出ない場合を「法定創氏」と言います。「設定創氏」の場合は、日本風の姓となることが必至でした。厳密に言えば、創氏は義務=強制で、改名は「任意」でしたが、日本風にすることが推奨されました。そして、当初は官僚層や、教員など公職者が「率先垂範」を求められ、これを推進しようとした経緯があります。つまり、「自ら進んで行った」という見た目の手続き方法を総督府は強制したと言えます。役所の執拗さに押されて、わけのわからないままに手続きを行った朝鮮庶民も多かったのです。結局、「設定創氏」をした朝鮮人は80%にのぼり、20%の人が抵抗し続けました。

 佐々木区議はこうした一連の流れを無視し、一部の動きを都合よくきりとった「写真」「映像」を都合よく解釈して「創氏改名」を美化して論じています。それを「本当のことです」と断定して押しつけるのは、朝鮮通信使の問題と同様にメディアリテラシーの視点からも、まっとうな議論をするべき議会にふさわしくないことです。

 

※なお、本日26日、臨時本会議で佐々木区議の発言の一部が取り消されたようですが、その点はまた後日。

 

佐々木千夏区議発言のここがおかしい!  その1【朝鮮通信使】

  • 2019.09.25 Wednesday
  • 14:44

佐々木千夏区議発言のここがおかしい!  

要請文に続いて、テーマごとに、佐々木千夏区議の発言と問題点を順次掲載します。

その1として、まずは【朝鮮通信使】に関して。

――――部分が佐々木区議の9月12日の区議会本会議での発言です。


85ページ。使節団は各地で歓迎をうけ、その宿舎には朝鮮や中国のことを知ろうと、大勢の人が押し掛けたとありますが、これはまったくの嘘です。いや本当なんです。全国で実際に女性に対する暴行ですとか殺人、今で言う関東連合のような、やくざのような。いや、これ本当なんです。各地でそうした問題をおこしているんです。実際、竹田恒泰先生ほか有識者の方が、動画などでこれはまったくの嘘だ、女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団であったと教えられています。根拠って、あの、本当です。記録が残っているんです。わたしは本当のことを申し上げているんです。」 


 

<佐々木氏の区議としての資質を疑う>

 佐々木区議は朝鮮通信使のことをとりあげ、杉並区の小学校が採択している東京書籍教科書に「使節団は各地で歓迎をうけ、その宿舎には朝鮮や中国のことを知ろうと、大勢の人が押し掛けた」とあるが、「これはまったくの嘘」だと断定しました。そして、議場からの疑問の声が聞こえたのか「本当です。記録が残っているんです。わたしは本当のことを申し上げているんです」と繰り返しました。具体的には、「竹田恒泰先生ほか有識者の方」「動画」などで朝鮮通信使は、「女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団であったと教えられています」と述べました。

 

<この発言は大きな2つの問題>

1)朝鮮通信使は、多くの地域で歓迎され、使節団に関心をもつ多数の人々が使節団を訪ねたということは、朝鮮通信使の研究で資料にもとづいて明らかにされています。書名をあげるまでもなく杉並区の図書館に多数所蔵されている一般的な概説書にもそのことが記述されています。そうした多数の書物がある中で、「これは全くの噓です」と、断言するだけの根拠をきちんと示していただきたい。「根拠」を問われ、「本当です」「記録が残っている」「○○先生など有識者に教えられた」などと言って応えたと思っているのでしょうか。これはいわば信仰・信念を告白して、私を信用せよといっているに過ぎません。議会におけるまっとうな論議の出発点になりうるものではありません。この点だけでも、佐々木氏の区議としての資質に疑問を持たざるを得ません。

 

2)後半の「有識者」の「動画」とは、どういうものなのか、また「女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団」であったとどのような資料を根拠に述べているのか、「you tube」をさぐってみました。「you tube」に見られる動画の中には、映像の良さを活かして資料の解説などを中心にして朝鮮通信使を論じるものもあり、また朝鮮通信使について主張したいある特定の結論があって、資料などをそれにあわせて入れながら主張に沿った展開をしていくものもあります。見る側にはいわゆる「情報リテラシ−」が求められます。学習指導要領でも偏った見方ではなく、いろいろな角度、いろいろな視点から物事を捉える力をつけることが強調されています。資料をきちんと扱えば、朝鮮通信使が教科書のような事実を持つものであることは否定できず、「凶悪犯罪者集団」などというレッテルを貼るものは、その意図をもって一面的に朝鮮通信使を論じた動画にしか出てきません。

 こうした中で、佐々木氏は、根拠にした「映像」が何なのかを明らかにする責任があります。資料を都合よく一面的に利用したような「映像」を根拠にすることは、議会で教育を論議するものとして不適切であり、不見識です。

佐々木千夏区議の議会でのヘイト発言に対する抗議活動を行いました。

  • 2019.09.24 Tuesday
  • 17:48

本日、杉並区議の佐々木千夏区議が、議会本会議で行ったヘイトピーチに関して、抗議を込めた以下の要請を行いました。

区議会各会派へのロビーイングと記者会見を行いました。

この後、随時情報を発信します。まずは、本日出した要請文です。

 

                           2019924日(火)

                            

杉並区議会議長井口 かづ子殿

杉並区議会議員各位 

          

          佐々木千夏区議会議員の発言に関する要請 

                                

日頃より 区政にご尽力されていることに敬意を表します。

2019912日の杉並区会議の本会議での佐々木千夏議員の一般質問の内容に関して、

以下のことを要請します。

 

1)佐々木千夏区議会議員に対し、議会での発言の取り消しと、差別発言に関しての謝罪を求めます。

 2)杉並区議会は、当該差別発言の問題性を重視し、当該区議に対し、区議会の総意をもって、

その全面的な取り消しと真摯な謝罪を求めてください。

3)杉並区議会は、佐々木千夏区議会議員の辞職勧告決議を上げることを要請します。

 

【趣旨】

杉並区議会という公的な場で、佐々木区議は『小学校社会科教科書』(東京書籍)の記述にふれながら 次のような事実に反する発言をし、朝鮮にルーツを持つ多くの人びとをおとしめました。

 

「『朝鮮使節団は各地で歓迎をうけ、その宿舎には朝鮮や中国のことを知ろうと、大勢の人が押し掛けた』とありますが、これは嘘です。全国で実際に女性に対する暴行ですとか殺人、今で言う関東連合のような、やくざのような各地で問題をおこしている。」と、朝鮮通信使が歓迎を受けたことを「嘘です」と断言しています。

 

また、創氏改名に関しては「朝鮮人のほうから、日本式に変えてほしいという要望があって、日本政府も仕方なく許可したのです。」さらに「朝鮮は日本が強制的に植民地にしたのではなく、韓国が助けを求めてきたのです。それに対して、日本政府は反対だったけれど、救済を求めてきたので仕方なく併合した。」と植民地化の過程を歪曲し、「その弊害が今の日本のいろいろ問題になってきているわけで、現実に、杉並区のお子さんたちがいじめにあっているのです。」と、何ら具体的な事例を示すことなく断定しました。

 

これは、基本的な人権問題で、デマゴギーによる民族差別、人権侵害に他なりません。教科書に書かれていることは、歴史学研究で明らかにされていることです。こうした一連の発言に、私たちは強く抗議します。

 

また、921日の「朝日新聞」記事によると、佐々木区議は三か所の削除を申し出たということですが、基本的趣旨は変わりません。佐々木区議は議場で「本当です。」「有識者が言った」「動画で見た」などの発言を繰り返しましたが、資料に基づく根拠なしに議論は成り立ちません。

根拠のない一連の発言の全面撤回を求めます。このような特定の民族を不当に貶め激しく攻撃するような発言は、議員の品位保持を義務づけた「地方自治法132条」違反はもちろん、「ヘイトスピーチ解消法」にも抵触します。

 

さらに、公職である佐々木区議の発言は、ヘイトスピーチを扇動することになり、社会の差別を助長する一因にもなりかねません。区議会議員としてあるまじきことです。私たち杉並区の住民として、とうてい容認することはできません。議員辞職が相当だと考えます。よって「辞職勧告決議」を上げていただくことを要望いたします。

 

 

中村平治(東京外国語大学名誉教授) 永田浩三(武蔵大学教授)、服藤早苗(埼玉学園大学名誉教授)、眦菴欣(琉球大学名誉教授)、林昭男(滋賀県立大学名誉教授)、林知子(群馬大学名誉教授)黒川みどり(静岡大学教授)、趙 景達(千葉大学人文科学研究院教授)、伊藤 定良(青山学院大学名誉教授)、小林 緑(国立音楽大学名誉教授)、河添 誠(都留文科大学非常勤講師)、小田川 興(在韓被爆者問題市民会議代表)、大門正克(早稲田大学特任教授)、丸浜昭(歴史教育者協議会副委員長)、熊谷博子(映像ジャーナリスト)、三上昭彦(元明治大学教授)、池田香代子(作家・翻訳家)

                         <順不同> 他 杉並の住民多数

 

連絡先:杉並の教育を考えるみんなの会 <アドレス info@sugimina.com >

 

当日の様子は以下のTwitterで見れます。

 

杉並の問題をみんなで考える会 http://suginami.kangaeru.tokyo/
Twitter

表現の自由回復のために 表現の不自由展実行委員会が望むこと

  • 2019.08.16 Friday
  • 20:17
   名古屋「表現の不自由展・その後」の問題に関して、永田浩三さんのFacebookから転載します。この問題は、教育、文化、思想「言論・表現の自由」に広くかかわる問題ですが、独自のHPなどはないようですので、こちらに紹介します。(管理人)
        ****以下、永田浩三さんより****
 すこし長いですが、どうぞお読みください。
    
 主に日本で起こった検閲や言論規制を受けた作品を集めた展示企画、あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」は、大規模な言論テロによってわずか展示開始3日目にして終了に追い込まれました。
いま、「表現の不自由展・その後」の入り口は巨大な壁で塞がれています。
しかし、会場内は封鎖される前のまま維持され、私たち実行委員会が交代で保全・見守りを続けています。
まず、私たち表現の不自由展実行委員会は、以下の点でこの「大規模な言論テロ」に対し憂慮すべきとともに社会的犯罪として抗議の声をあげます。
1)作家の作品を公開する権利を奪ってしまったこと
2)展示施設で働くスタッフの方々に対する「言葉の暴力」で心身両面での疲弊を強いたこと
3)美術展示施設の表現の自由を破壊したこと
4)痛ましい京都アニメーションの放火事件を連想させる犯罪教唆で社会的不安を引き起こしたこと
 まず今回の件でなすべきは、展示終了までの経緯を詳細に至るまで明らかにし、いまや日本社会全体の問題となってしまったこの「表現の危機」の情報を広く分かち合い、議論を喚起することに思います。そして、私たち実行委員会は、展示再開というかたちでの「表現の自由」を回復することこそが、この「表現の危機」に立ちむかう最良の手段であると信じてやみません。
 先日、あいちトリエンナーレ2019実行委員会にお渡しした「『表現の不自由展・その後』中止に対する公開質問状」は、再開のための衆議を分かち合うためのステップと位置づけています。
 あいちトリエンナーレ2019実行委員会の「展示終了」という最終決定は、表現の不自由展実行委員会に正式な最終通告がなく、大村知事の記者会見をネット等の傍聴で知らされました。この相互協議のない一方的な措置は、表現の不自由展実行委員会と出展作家の権利を損ねるものであり、批判の声明を出しました。

 これは美術展示の意思決定は公正なものでありたいという思いから出したもので、美術界の改善と公共性の向上の願いが根底にあります。決して、あいちトリエンナーレ2019実行委員会との対立を企図してのことではありません。
 この「表現の危機」において求められるのは、結束の力です。先ごろ72組の本展と「表現の不自由展・その後」の作家が合流し、「再開の呼び掛け」を訴えるアーティスト・ステートメントがなされました(8月15日現在83組)。私たち実行委員はこれに強く勇気づけられました。その生まれる過程では、私たちが出展作家の仲立ちをし、かれらが合流した経緯もあります。
 また、本件で多くの市民の方、ジャーナリスト・有識者団体からも再開を求める支援の声をいただきました。私たちはその期待に応える責務を重く受け止めています。
 
 今度は、私たち表現の不自由展実行委員会とほぼ途絶えがちとなってしまったあいちトリエンナーレ2019実行委員会との間で対話を回復させ、ともに手を携え、再開のための人事を尽くす番だと思います。
 私たちが求めるのは、安全かつ安心なかたちでの再開です。私たちは企画準備初期(4月)から、保安上の問題に対しては、私たちの長年の経験をもとに、専門家の知見もいただき、おそらくは最高レベルの対処マニュアルと注意喚起をし続けてきました。抗議行動もある程度予測していました。
そうした事態になった場合、最も懸念されるのは、最前線に立たされる電話応対される職員の方、会場のボランティア監視員の方たちの心身の消耗です。ですから事前の研修の必要性と心身の消耗のケアの重要性も指摘もしてきました。そうした準備が十分になされていなかったことは本当に残念でなりません。
 これらに加え、今回の事態の詳細な情報開示を受け、より広い専門家の参集で事態の分析をともに行っていきたいと思います。
その過程を経て、ご来場いただく方々には安全かつ安心して作品の鑑賞ができる環境づくりを見出すことができると信じています。
ヴェネチア・ビエンナーレやドクメンタを筆頭とする、海外の国際美術展は、近年社会のタブーを直視する政治性の強い美術表現を集め、世に問題提起を投げかけています。日本の美術展示ではそれがかなり希薄であることがしばしば指摘されています。

 あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」にも、そうした世界潮流に呼応する意味合いがあります。本展出品作のなかに含まれる、強制連行や日本軍「慰安婦」、天皇制、在日米軍基地、政治と社会の右傾化、福島の放射性物質汚染、といった主題はまさにこの「日本社会のタブー」そのものです。
そうした意味合いを持つ「表現の不自由展・その後」を、圧力に抗して再開させることは、日本の美術と社会の改善と発展に資するものがあるでしょう。

 また「表現の不自由展・その後」の原型である、2015年のギャラリー古藤で始まった「表現の不自由展」は、いま日本社会に蔓延しつつある検閲と規制の問題を扱うことで、この社会に公正さと公共性を確保したいという問題意識から生まれました。今回の件で「言論表現の危機」が改めて明らかとなりました。この事態に対し、私たちは再開によって応えたいと思います。
 あいちトリエンナーレ2019実行委員会・大村秀章会長、津田大介芸術監督には継続して対話を呼びかけていきます。一緒に力を合わせ、多くの市民やジャーナリスト、識者の方からの応援のもと、再開を実現したいと決意しています。
            2019年8月15日
              表現の不自由展実行委員会
              アライ=ヒロユキ、岩崎貞明、岡本有佳、小倉利丸、永田浩三

★ 平成から令和へーーいま天皇制を考える ★

  • 2019.07.28 Sunday
  • 14:22
=杉並ほっとコミュニケーション第36期=
 
平成から令和へー
      ーいま天皇制を考える

 
★ お話:原武史さん(放送大学教授・明治学院大学名誉教授)
 
◎日時:2019年9月28日(土)
◎時間:13時45分〜 17;00(開場13時30分)
◎場所:高井戸地域区民センター 3F 第1・2集会室
    アクセス:井の頭線「高井戸駅」環八道路歩道橋渡ってすぐ。
         大きな焼却場の煙突が目印。徒歩3分程度
◎資料代:600円 学生;300円 高校生:無料
======================================
2016年8月8日、前天皇は「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」を公表しました。この「おことば」に沿う形で「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立し、19年4月30日に前天皇は退位。5月1日に現天皇が即位し、元号は平成から令和に変わりました。
本講座では、この一連のプロセスについていま一度考察し、「おことば」に示された象徴の務めにつき、憲法に明記された国民主権の観点から詳細に検討します。合わせて今後の天皇制の行方についても展望したいと思います。
=======================================
=講師略歴=
1962年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。
現在、放送大学教授。明治学院大学名誉教授。
 
=主な著書=
・『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社選書メチエ、サントリー学芸賞)
・『大正天皇』(朝日文庫、毎日出版文化賞)
・『滝山コミューン1974』(講談社文庫、講談社ノンフィクション賞)
・『昭和天皇』(岩波新書、司馬遼太郎賞)
・『皇后考』(講談社学術文庫)
・『平成の終焉』(岩波新書)他
 
 主催:杉並歴史を語りあう会(代表:服藤早苗) 
 後援:杉並区教育委員会
 連絡先:090−1804−5971(山本)

韓国の政治文化を考えるー3.1独立運動100年に寄せてー

  • 2019.04.22 Monday
  • 20:10
 =杉並ほっとコミュニケーション第35期=

◆ 韓国の政治文化を考える ◆
                       ―3.1独立運動100周年に寄せて―
お話趙景達さん (千葉大学教授)
日時6月15日(土)午後1時45分(開場1時30分)
場所セシオン杉並(高円寺地域区民センター)第6・7集会室

(東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」下車徒歩6分または「新高円寺駅」下車徒歩9分)
  地図など会場情報はこちら
  http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/bunka/kyouiku/1014907.html
・資料代:600円(学生300円)
韓国の市民社会は日本よりはるかにパワーがあるようにみえます。
朴槿恵(パク・クネ)政権は、チョップル(ろうそく)革命によって打倒されたという観があります。
100年前の朝鮮人もすさまじいパワーによって「独立万歳」を叫びましたが、それはチョップル革命の源流のようにみなされています。実は、3・1運動の背景には、朝鮮王朝が長い間培ってきた儒教的民本主義という政治文化がありました。
この政治文化は民主主義とは違い、民を政治の主体とはみなしませんが、しかし民の異議申し立ては、理があるなら認めようとする精神によって支えられています。現在の韓国の社会はこうした政治文化を抜きにしては語ることができません。
そこで、3・1運動100周年にちなんで、この講演では、儒教的政治文化とはどのようなものであり、そしてそれがいかにして3・1運動の起爆剤になったのかについて話してみたいと思います。
そして、現代韓国の歴史についても概観し、儒教的民本主義の政治文化がいかに現在にまで引き継がれているかについて考えてみます。
*******講師略歴***********
1954年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在千葉大学大学院人文科学研究院教授。専門は朝鮮近代史・近代日朝比較思想史。
主な著書は、『近代朝鮮と日本』(岩波新書、2012年)、『植民地朝鮮と日本』(岩波新書、2013年).『朝鮮の近代思想―日本との比較』(有志舎、2019年)など。
***********************************************
主催:杉並歴史を語りあう会 (代表:服藤早苗) 
後援:杉並区教育委員会
連絡先:090−1804−5971(山本)

戦後政治史の中の象徴天皇制 : 渡辺治さん

  • 2018.12.05 Wednesday
  • 10:17

=杉並ほっとコミュニケーション第34期=
「明治維新150年」を考えるpart
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「平成30年(2018年)は、明治元年(1868年)から起算して満150年の年に当たります。
(中略)明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを
再認識することは、大変重要なことです。このため『明治150年』に向けた関連施策を
推進することとなりました。」(首相官邸HPより)と、政府はうたっています。
そこであらためて、市民の目線から「明治」を考えてみませんか?
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◎講演:戦後政治史の中の象徴天皇制

◎お話:渡辺治さん (一橋大学名誉教授)

★日時: 2019年1月12日(土) 14時〜17時 (開場13時30分)
★場所: 杉並区立産業商工会館 展示室 (JR阿佐ヶ谷駅南口から徒歩5分)
★資料代: 一般600円 学生300円

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明治憲法下の天皇制の下で遂行されたアジア・太平洋戦争への厳しい反省に立って、
日本国憲法によって新たにつくられた象徴天皇の制度は、70年に及ぶ戦後史のなかで、
政治の側からの期待、天皇自身の思いによって、その役割を大きく変えてきました。
大ざっぱにいって、1950年代まで、60年から89年まで、そして89年以降の平成の天皇の
時代では、天皇が果たす役割に違いが見られます。
2019年が明仁天皇の退位、代替わりの年であることを念頭に置きながら、
戦後政治史のなかで象徴天皇が果たしてきた役割を、明治憲法下の天皇制との
比較も視野にふり返ります。
天皇という制度を通じて、「明治日本」と「戦後日本」の断絶と連続について考えます。

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【講師略歴】
1947年生まれ。1972年3月に東京大学法学部を卒業、1973年4月より東京大学社会科学
研究所助手。1979年10月からは東京大学社会科学研究所助教
授。1990年4月からは一橋大学社会学部教授。2010年4月より一橋大学名誉教授。著書
では、『戦後政治史の中の天皇制』1990年、共著『平成の天皇制とは何か』2017年、など。

・主催:杉並歴史を語り合う会(代表:服藤早苗) 連絡先:090-1804‐5971(山本)

・後援: 杉並区教育委員会

フォーラム杉並 第7回企画

  • 2018.11.16 Friday
  • 17:34

熊谷さんのメッセージ付きで紹介します。(管理人)

 

熊谷博子です。
私は今の日本人としてはかなり特別な体験をしています。この状況の中、
いつか自分自身の戦場・戦争体験を語らなくてはと思ってきました。
地元で活動している仲間とともに企画しました。


 ■戦争を知らない大人たち −からだと生活から考える−

 熊谷博子(映像ジャーナリスト・映画監督)
 トークと映像上映
 
 内容
 いま伝える 私の身近な戦争

 プロローグ 小学校の運動会に岸信介元首相が来た
 第1章   食卓の話題は戦争 杉並で過ごした幼少期
 第2章   テロ対策学校という名の“殺人学校” 米・アトランタ
 第3章   他人の死になれていく私 アフガニスタンの戦場で
 エピローグ 原爆にさわる 被爆者・谷口稜曄の遺言

 地元のジャーナリスト3人でリレートークも
 漆原淳俊(元朝日新聞記者)永田浩三(元NHKプロデューサー 武蔵大学教授)

 

 日時 12月2日(日) 14時〜17時(開場13時半)
 場所 東京土建杉並会館 
 http://www2.ttcn.ne.jp/doken-suginami/shibu/map/access-map/index.html
 参加費 500円
 お問い合わせ 090−2531−6775 中村(フォーラム杉並)

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 これまで様々な方の戦争体験を撮影してきましたが、いざ自分でも語ると
決めた時、忘れていた嫌な肉体感覚が戻ってきました。その方々が、
どれだけの意志と強い思いで、つらさや悲しさを乗り越えて、体験を伝えて
くれたのかを改めて感じます。

 現在の日本では、遠いはずの戦場・戦争。しかし、このまま進めば、誰に
とっても身近なものになりかねないおそれ・・・。

 「私たちにとっての身近な戦争」を、頭ではなくからだで、生活感覚で、
皆で考えたいと思っています。
  お時間があれば、是非おいで下さい。

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講演会 マスコミの現状と私たちの暮らし

  • 2018.10.31 Wednesday
  • 09:32

高円寺南9条の会からのお知らせです。

ご都合のつく方、是非いらしてください。

 

講演会 マスコミの現状と私たちの暮らし

―TV報道の変化とその背景―

お話:石井彰さん(放送作家・立教大学社会学部兼任講師) 

 

日時 2018年12月9日 14:30〜17:00

場所    SCF会館1Fホール

 

高円寺南9条の会主催、杉並区教育委員会後援の講演会が上記のとおり開かれます。

講師は高円寺北在住の放送作家・石井彰(いしいあきら)さん。

TBSラジオ「永六輔の誰かとどこかで」の演出など多数のTV・ラジオ番組を手がけ

、多くの受賞作を生み出すかたわら、武蔵大学を経て今は立教大学の講師として

若い人たちの学びに携わっている人です。いま日本のマスコミはどうなっているのか、

憲法が暮らしに生きる社会をつくるため私たちに何ができるのかを、石井さんといっしょに考えます。

14時開会16時半閉会、参加費500円(大学生・障がい者300円、高校生以下無料)、

先着順(開場14時)

 

連絡先:小林 宏康
090-2226-4106
km9jyo@gmail.com

「SCF会館」の場所は http://scf.jugem.jp/?eid=4 で分かります。

 

「明治維新150年」を考える part ★明治維新と民衆の「勤王」★

  • 2018.09.06 Thursday
  • 20:51

杉並ほっとコミュニケーション第33期
「明治維新150年」を考える part


「平成30年(2018年)は、明治元年(1868年)から起算して満150年の年に当たります。
(中略)明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです。
このため、『明治150年』に向けた関連施策を推進することとなりました。」(首相官邸HPより)と、政府はうたっています。
そこであらためて、市民の目線から「明治」を考えてみませんか?

 

明治維新と民衆の「勤王」★
お話 吉岡 拓さん (恵泉女学園大学特任助教)


幕末の政治運動や戊辰戦争に参戦した人々が残した古文書を見てみると、「勤王」という言葉が散見します。
では、果たして当時の人々が考える「勤王」とは、どのようなものだったのでしょうか。
慶応4年、「山国隊」と呼ばれる農兵隊を組織して戊辰戦争に参戦した民衆達の意識と行動から考えます。

 

★日時:2018年9月29日(土) 14時〜17時 (開場13時30分)
★場所:阿佐ヶ谷地域区民センター第4・5集会室(JR阿佐ヶ谷駅南口から徒歩5分)
★資料代: 一般600円 学生300円

【講師略歴】
1978年生まれ。2000年、慶應義塾大学文学部卒業。2005年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
現在、恵泉女学園大学特任助教。博士(史学)。
【著書・編著】
『民衆と天皇』(2014.5 共著・高志書院)、『十九世紀民衆の歴史意識・由緒と天皇』(2011.5 単著・校倉書房)、
「近世後期大嘗祭斎田抜穂の儀と地域社会 −丹波国桑田郡鳥居村(山国郷内禁裏御料七ヶ村)、
船井郡並河村の事例から−」(2017.2・論文・恵泉女学園大学紀要)、
「近世後期地域社会における天皇・朝廷権威:丹波国桑田郡山国郷禁裏御料七か村の鮎献上(網役)を事例に」(2016.2、恵泉女学園大学紀要)
「私立学校の歴史と創立者−慶應義塾・福沢諭吉の場合−」(2013.2・「大学史活動(明治大学史資料センター紀要)など。

主催:杉並歴史を語り合う会(代表:服藤早苗)

  連絡先:090-1804‐5971(山本)
後援: 杉並区教育委員会

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