横浜市が「自由社」版「つくる会」教科書を採択
- 2009.08.04 Tuesday
- 18:02
本日、横浜市教育委員会が分裂した「つくる会」教科書の自由社版を全国で初めて採択しました。
これに関してこんなメールが届いています。
一部抜粋
子どものことも、教員の意見もそっちのけでどうやら「裏取引」でもしていたのでしょうか?なんだかこういうことで、教科書を決めるのってなんだか悲しくなりますね。「大人は汚い」という印象を子どもに与えるだけでしょう。
続いて以下は毎日新聞記事より
8月4日13時22分配信 毎日新聞
<横浜市教委>8行政区が自由社の歴史教科書採択
事実を事実として認めることができず、自分の都合のよいようにしか歴史を見ることができないということは、悲しいことです。
個人的に「そう思う」というのなら「どうぞご自由に」というところですが、これを子どもに強要するというのはおかしな話です。
日露戦争が朝鮮侵略の過程であることに目をふさぎ、この戦争は「白人帝国ロシアに対」する「日本の生き残りをかけた戦い」として描くことが「愛情」なのでしょうか?
こういう発言を読むと「日本人に生まれたこと」が悲しくなります。
朝日新聞にはこんな記事も
2009.8.4 13:18配信 朝日新聞
「つくる会」主導の歴史教科書、横浜市の8区で採択
杉並区の山田区長と中田市長は仲良しでしたね。
もめごとだらけで、教育現場では使い物にならないのに、「つくる会」教科書をこうまでしても採択してあげるのはなぜだろう? なんて思えてしまします。
2009/08/04 13:24 【共同通信】
横浜の8区、つくる会教科書採択 中学歴史、全国で初
こんなごたごたに子どもを巻き込まないでほしい!
ところで、「自虐的」という点に関して、以下の醍醐聡さんのコメントは的確だと思います。これは、NHKの番組に関する右翼的攻撃に対するコメントですが。
「歴史観」はいろいろな立場があってもそれは議論していけばよいことです。しかし、醍醐さんの言うとおり、それは事実に立脚していなければ「観」にも値しないのです。
そんなこともわからない大人では、子どもに対しても、諸外国の人々に対しても恥ずかしい限りです。
これに関してこんなメールが届いています。
一部抜粋
この採択を主導したと思われる今田教育委員長は、4年前にただ一人扶桑社版を絶賛し、
扶桑社版の採択を強行に主張していました。
扶桑社ではなく自由社を採択したというのは、2日前から流れた
、藤岡氏と今田氏が何回も会って、自由社版採択について相談し、
今田氏が藤岡氏に内諾を与えた、という情報が正しかったといえます。
子どものことも、教員の意見もそっちのけでどうやら「裏取引」でもしていたのでしょうか?なんだかこういうことで、教科書を決めるのってなんだか悲しくなりますね。「大人は汚い」という印象を子どもに与えるだけでしょう。
続いて以下は毎日新聞記事より
8月4日13時22分配信 毎日新聞
<横浜市教委>8行政区が自由社の歴史教科書採択
投票に先立つ審議で、今田委員長は「日本人に生まれたことを悲しませるような教科書は 絶対、駄目だと思う。自由社の教科書は非常に理解しやすく、先人がどういう意識で 生きてきたのか深みをもって書いている。日露戦争も愛情をもって書いている」と意見を述べた。
事実を事実として認めることができず、自分の都合のよいようにしか歴史を見ることができないということは、悲しいことです。
個人的に「そう思う」というのなら「どうぞご自由に」というところですが、これを子どもに強要するというのはおかしな話です。
日露戦争が朝鮮侵略の過程であることに目をふさぎ、この戦争は「白人帝国ロシアに対」する「日本の生き残りをかけた戦い」として描くことが「愛情」なのでしょうか?
こういう発言を読むと「日本人に生まれたこと」が悲しくなります。
朝日新聞にはこんな記事も
2009.8.4 13:18配信 朝日新聞
「つくる会」主導の歴史教科書、横浜市の8区で採択
中田市長は、扶桑社版の歴史教科書を05年8月に採択した東京都杉並区の山田宏区長と 松下政経塾で同窓で、今秋にも新たな政治団体「『よい国つくろう!』日本国民会議」を 立ち上げようと計画。新団体の基本理念の一つに、「日本人の誇りと自信と夢を回復する」 を掲げている。
杉並区の山田区長と中田市長は仲良しでしたね。
もめごとだらけで、教育現場では使い物にならないのに、「つくる会」教科書をこうまでしても採択してあげるのはなぜだろう? なんて思えてしまします。
2009/08/04 13:24 【共同通信】
横浜の8区、つくる会教科書採択 中学歴史、全国で初
つくる会は、従来の歴史教科書を「自虐的」と批判する学者らで構成。
当初は、扶桑社(東京)発行の教科書づくりにかかわり文科省の検定に合格した。
しかし、つくる会は扶桑社と編集方針をめぐり対立。発行元を自由社に乗り換えた形で、 扶桑社を相手に出版差し止め訴訟を起こしている。
こんなごたごたに子どもを巻き込まないでほしい!
ところで、「自虐的」という点に関して、以下の醍醐聡さんのコメントは的確だと思います。これは、NHKの番組に関する右翼的攻撃に対するコメントですが。
近年、わが国では他民族に対する日本の侵略・植民地的統治の歴史を伝えること、語ることを「反日」というレッテルを貼って攻撃する「自虐」史観なるイデオロギ−が流布されている。しかし、どのような歴史「観」もそれによって歴史の事実を勝手に改編することはできない。どのような「歴史観」も歴史の事実に依拠しなければ、「観」というに値しない。この意味で、NHKスペシャル「アジアの“一等国”」が伝えた日本による台湾統治の実態を、日本人が自分を貶める「自虐」とみる人々は、日本による他民族の虐待=「他虐」を「自虐」と言いくるめるに等しい。
「歴史観」はいろいろな立場があってもそれは議論していけばよいことです。しかし、醍醐さんの言うとおり、それは事実に立脚していなければ「観」にも値しないのです。
そんなこともわからない大人では、子どもに対しても、諸外国の人々に対しても恥ずかしい限りです。
「初戦が決勝戦」の自由社版 横浜教科書不正事件
http://hatopoppo.iza.ne.jp/blog/entry/1161422/