山田区長:「慰安婦は公娼制度」区議会での発言

  • 2007.12.15 Saturday
  • 22:03
9月末から10月の定例区議会で、山田区長は「慰安婦は公娼である。」「証言では証拠にならない。」などと発言しています。9月の本会議での発言の正式な会議録はまだUPされていませんが、
その後の決算委員会での区議会でのやり取りは、杉並区議会HPでご確認いただけます。

http://suginami.gijiroku.com/voices/kaigimei.html平成19年決算特別委員会10月12日ー06号
平成19年決算特別委員会−10月15日-07号

ちなみに、この同じ定例区議会の本会議で17日沖縄戦「集団自決」についての教科書検定に関する意見書が議員提案で提出され、賛成多数で採択されたのです。

以下、一部問題の発言を、ピックアップします。
全体のやり取りは会議録でご確認ください。
「区議会サイト」の「検索」のページで、「従軍慰安婦」などの語句を入れれば、発言箇所がすぐ確認できます。

ーーーーー
◆10月12日答弁より

Q.ある議員から

過日、米下院議会で、 従軍慰安婦問題に対する日本国内の言論を非難する決議が上げられました。これに対して、日本から有志による抗議文が送られたわけですが、その抗議文は、端的に言えば、従軍慰安婦などない、あったのは兵士の金を目当てにした売春婦と売春組織だったと、聞くにたえない文言が書いてあるわけです。これに杉並区長名で連名された以上、歴史教育問題としてその真意を聞いておかねばなりません。
 私は、元慰安婦と言われる方々、その地域の人々の証言など多数あり、従軍慰安婦がいたことは史実だと思いますが、区長はどう思われますか。

A.山田区長

先ごろの本会議でも答弁したんですけれども、不規則発言の中でよくお聞き取れなかったと思いますので、静かに聞いていただきたいと思いますけれども。
 まず、当時そういった 慰安婦になられた方々がいらっしゃって、彼女たちの非常に悲惨な運命については同情を禁じ得ない、あってはならないことだと思っております。ただ、当時は公娼制度の時代ですから、日本人であろうが、また、当時は朝鮮は日本でしたから、そういった意味でも、民族的に朝鮮の方であろうが中国の方であろうが、そういったことは存在したわけです。いい悪いは、今判断することはできるかもしれませんけれども、当時はそういう制度が存在していました。
 河野談話にしても、軍の直接の関与というものは否定しているわけです。そういった証拠は見つかっていないわけです。そういった意味で、この問題については、証言はありますけれども、しかし、それは証言が証拠になるということで事実が決まる問題ではないというふうに考えております。

Q.議員
区長が連名された記述には、抗議書には、兵士たちを相手に商売をする売春婦が存在し、そのサービスを提供する組織と場所は存在したが、性奴隷などという存在は全くなかったからである、所在したのは、軍人相手に金をもうけようとする売春組織と売春婦のみであったと。改めて聞きますが、これが正しいんですか。

A.区長
今、性奴隷になっているという証拠はないということですから、当時は公娼制度があったということです。

Q.議員
軍の関与がないと言っていますけれども、既に資料は出されています。1938年の資料を見ますと、「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」、「南支方面渡航婦女ノ取扱ニ関スル件」、「支那渡航婦女ノ取扱ニ関スル件」として、軍が指示した慰安所建設に関する資料が出されています。これでもあなたは、あったのは売春組織と売春婦だけだった、軍の関与はなかったんだとおっしゃるんですか。

A.区長
当時の小野田さんたちの証言を聞いても、そういう売春宿というのは軍とともに移動したわけです。そこを利用していたのは軍人です。軍人は給与を得ていますけれども、給与の大体3分の1ぐらいはそういう売春宿に払っていたんです。軍人が利用するものですから、無防備になりますよね。また、病気なども広がります。そういったことを考えると、軍としては、軍人の生命、また病気などの管理ということはあったと思いますよ。ただ、強制的にだれかを連れてきて、そしてそこで働かせたという証拠は残っていない。ないということです。

Q.議員
軍が関与していたということは認めると。

A.区長
生きていたわけでもありませんし、そこにいたわけではありませんから、余りここで議論したってしようがないと思うんですけれども、これは政治家が議論することではなくて、歴史家が証拠に基づいて判断していくべきことというふうに考えておりますので、答弁は控えたいと思います。

ーーー

◆10月13日答弁より 

Q.12日の議員とは別の議員から
 時間がないので、軍隊慰安婦問題に移ります。
 区長の、軍隊慰安婦は当時の公娼制度という発言は断じて許せません。生き証人の存在に、区長から、裁判では証人は証拠能力がないとの珍説が披瀝されていましたが、その理由をお聞かせください。

A。区長 
どの裁判でも、人を有罪にするには証言だけでは有罪にならない、基本的には物証が必要だ、こう考えております。

Q.議員
証人の証拠能力がないというのは、区長は、刑事訴訟法や判例を学んだ上で言っているんですか。

A.区長 裁判の例を挙げましたけれども、歴史的事象については、伝聞や証言だけでは歴史的事実として認識はできないということです。

<中略>

Q.議員
 区長は、証拠がない理由を1993年の河野官房長談話に求めました。1993年の官房長談話では、軍の関与と強制性を認めたからこそ、心からのおわびと反省を述べたのではないんでしょうか、区長。

A.区長 河野談話でも直接的な関与は認めてないということであって、私自身は、河野談話も問題があると考えております。

Q.議員
やはり河野談話に反対しているわけですよ。1992年、1993年の日本政府の報告書や河野談話で、軍当局の要請を受けた慰安所の経営者があっせん業者に慰安婦の募集を依頼することが多かった、戦争の拡大とともに慰安婦に必要人数が高まり、業者らが甘言や脅迫等によって集めるケースが数多く、官憲等が直接これに加担するケースは見られた、と書かれていますね。これを知っていますか。

A.区長 
それは知りませんけれども、多分きょうもそんな話があるんじゃないかと思って、(笑声)別のもので、よく聞いてくださいね。
 これは、陸支密第七四五号、副官の命令。「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件 陸支密 副官ヨリ北支方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒案 支那事変地ニ於ケル慰安所設置ノ為、内地ニ於テ之カ従業婦等ヲ募集スルニ当リ」まだずっと長いんですけれども、これ、読んでいると時間がなくなってしまうので、要は、その口語訳は、陸軍省副官から中国の方面軍に対しての参謀長への通牒ですけれども、日中戦争、中国での慰安所を設置するため、内地、日本国内において、その従業婦を募集する際に、1、ことさらに軍部了解などの名目を利用して軍の威信を傷つけ、また一般人の誤解を招くおそれのあるもの、2、あるいは従軍記者、慰問者などを通じて軍部の統制が及ばない状況で募集し、社会問題を引き起こすおそれのある者、3、あるいは従業婦募集に不適切な者がその業務に当たったために、誘拐まがいの募集手段を用い、警察当局に検挙され、取り調べを受ける者もあらわれるなど、注意を要する者が少なくなかったことについて、今後、これらの募集に当たっては派遣軍が統制すること、これを任せる人物の選定を手落ちがないように適切に行うこと、4、その実施に当たっては・u栫イ愀乎亙・侶兵及び警察邸ιの蓮θを漫λすること κ上 本軍の威拭飮・造咾房匆駝簑蠑綣衢遒舛里覆い茲η枸犬垢襪茲Π楊芯銘・・・w) この内容は、要は、軍の名をかたって募集に従事する民間事業者がいた、それに対して軍がこういうことを取り締まれと、こういうふうに指定しているものであって、これが歴史文書ですよ。

議員
今の文書こそまさに軍の関与を示す実例ではないですか。ふざけたことを言わないでくださいよ。この時期に証拠がないなんて言うのは卑劣なんですよ。敗戦時に軍や官憲が処罰を恐れて全部消滅したからじゃないですか。

区長室長 
そのような事実は承知してございません。

以下略
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