佐々木千夏区議発言のここがおかしい!  その1【朝鮮通信使】

  • 2019.09.25 Wednesday
  • 14:44

佐々木千夏区議発言のここがおかしい!  

要請文に続いて、テーマごとに、佐々木千夏区議の発言と問題点を順次掲載します。

その1として、まずは【朝鮮通信使】に関して。

――――部分が佐々木区議の9月12日の区議会本会議での発言です。


85ページ。使節団は各地で歓迎をうけ、その宿舎には朝鮮や中国のことを知ろうと、大勢の人が押し掛けたとありますが、これはまったくの嘘です。いや本当なんです。全国で実際に女性に対する暴行ですとか殺人、今で言う関東連合のような、やくざのような。いや、これ本当なんです。各地でそうした問題をおこしているんです。実際、竹田恒泰先生ほか有識者の方が、動画などでこれはまったくの嘘だ、女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団であったと教えられています。根拠って、あの、本当です。記録が残っているんです。わたしは本当のことを申し上げているんです。」 


 

<佐々木氏の区議としての資質を疑う>

 佐々木区議は朝鮮通信使のことをとりあげ、杉並区の小学校が採択している東京書籍教科書に「使節団は各地で歓迎をうけ、その宿舎には朝鮮や中国のことを知ろうと、大勢の人が押し掛けた」とあるが、「これはまったくの嘘」だと断定しました。そして、議場からの疑問の声が聞こえたのか「本当です。記録が残っているんです。わたしは本当のことを申し上げているんです」と繰り返しました。具体的には、「竹田恒泰先生ほか有識者の方」「動画」などで朝鮮通信使は、「女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団であったと教えられています」と述べました。

 

<この発言は大きな2つの問題>

1)朝鮮通信使は、多くの地域で歓迎され、使節団に関心をもつ多数の人々が使節団を訪ねたということは、朝鮮通信使の研究で資料にもとづいて明らかにされています。書名をあげるまでもなく杉並区の図書館に多数所蔵されている一般的な概説書にもそのことが記述されています。そうした多数の書物がある中で、「これは全くの噓です」と、断言するだけの根拠をきちんと示していただきたい。「根拠」を問われ、「本当です」「記録が残っている」「○○先生など有識者に教えられた」などと言って応えたと思っているのでしょうか。これはいわば信仰・信念を告白して、私を信用せよといっているに過ぎません。議会におけるまっとうな論議の出発点になりうるものではありません。この点だけでも、佐々木氏の区議としての資質に疑問を持たざるを得ません。

 

2)後半の「有識者」の「動画」とは、どういうものなのか、また「女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団」であったとどのような資料を根拠に述べているのか、「you tube」をさぐってみました。「you tube」に見られる動画の中には、映像の良さを活かして資料の解説などを中心にして朝鮮通信使を論じるものもあり、また朝鮮通信使について主張したいある特定の結論があって、資料などをそれにあわせて入れながら主張に沿った展開をしていくものもあります。見る側にはいわゆる「情報リテラシ−」が求められます。学習指導要領でも偏った見方ではなく、いろいろな角度、いろいろな視点から物事を捉える力をつけることが強調されています。資料をきちんと扱えば、朝鮮通信使が教科書のような事実を持つものであることは否定できず、「凶悪犯罪者集団」などというレッテルを貼るものは、その意図をもって一面的に朝鮮通信使を論じた動画にしか出てきません。

 こうした中で、佐々木氏は、根拠にした「映像」が何なのかを明らかにする責任があります。資料を都合よく一面的に利用したような「映像」を根拠にすることは、議会で教育を論議するものとして不適切であり、不見識です。

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