☆杉並区「特別な教科道徳」 教科書採択報告

  • 2018.08.09 Thursday
  • 20:34

8月8日、中学校で初めて「教科化」される「特別な教科道徳」の教科書採択が、教育委員会でありました。

そもそも、中学校で、評価の対象となる「教科」として「道徳」を教科化することには疑問がありますが、とはいっても最悪な教科書が採択されてはたまりません。そんなこともあり、「みんなの会」では要請書も出しましたが、合わせて教育委員会傍聴もしました。(要請文については別記参照)

傍聴席は20席。集まったのは、出版社関係者、教員、市民合わせて38名。

抽選に漏れた人は別会場で音声のみの傍聴となります。

以下、当日の報告です。

 

☆採択教科書:東京書籍版に決定

(経緯)
最初、4社の候補教科書(4社として挙がったのは、東書、学図、学研みらい、日本文教でした。)
が、それぞれの教育委員から推薦されました。
まず、良かったことは委員の中で、誰一人「日本教科書」及び「教育出版」を推す委員はいなかったことです。

経過としては、3回の種目別調査会議、調査委員会をやり、7月31日に聞き取りをしたということです。
区民アンケートは81通とのことでした。

どの委員からも、基本的に、
「『道徳教育』として、特定の価値観を押し付けず、生徒自らが主体的に考えることができることが望ましい。」
ということが強調されました(ただし、このことだけに1時間必要だったのかとも思います。)。
また、「問いの立て方も大切で、あまり細かくせず、入り口は広い方がよい」(教育長)
そのため、「教科書はあっさりしている方が良い」(教育長) ということでした。

一人一人の委員の発言は割愛します。

結論として、東京書籍を押す根拠は、
1.あまり、論をお押し付けるというより、問を立てて生徒を考えさせるようになっている(他社も含むー候補4社)。
2.ノートなどの分冊があるものは、ワークシートに時間がとられ、論議ができにくい(日本文教・あかつき)
  →2分冊ものの日文、あかつきはこの段階で脱落。
3.東京書籍が,比較的、1時間ごとの単元で区切りながら「考える」授業を組みたてるのに扱いやすいのではないか。
  バランスも良い。
4.内容的には、比較的東書は「あっさり」しており、押し付け的ではない。
  自分で自分に問いかける、これが道徳の考え方だろう。そのプロセスが大事。
5.小学校も東書を採択した。小・中連携を進めている杉並としては、教科書も連携を考えるのが良い。
大体以上でした。

 

「みんなの会」で要請文を出した内容で、
>「私たちは、「道徳」とは、子どもたちが周りにある様々な人間関係の中から、自ら考え、みんなで話し合い、行動の規範を見つけ出す学びだと考えています。押しつけの中からは何も生まれませんし、覚えこむ学びでもないはずです。

初めから「こうあるべき」という押しつけの「道徳」は子どもたちの成長に役立つものとは思えません。

中学生は自ら多様な考えを見聞きし、自ら考える力を備えています。

子どもたちのこ の力を引き出すことこそ学びの本質でしょう。

この点からも、特定の価値観を押し付けることのない教科書、教育を望みます。 」
という点は、踏まえられたたと言えるでしょう。

ただし、初めから、「小学校が東書だから・・」という理由づけから、最初から東書に決まっていたのかな?
という感じもしました。
とりあえず、道徳の教科化を認めたことを前提に、無難なところで落ち着かせたといえるでしょう。

 

以上です。

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