杉並区議会に意見書を提出

  • 2012.09.22 Saturday
  • 13:45
 
約1か月前に尖閣諸島に上陸した日本人10名の中に、
杉並区議会議員田中ゆうたろう氏が含まれていました。
今、こういう状況の中で「バカなやつ」と笑っていたの
ではまずいのではないか、ということになり、下記のよう
な意見書を「みんなの会」として議会に提出しました。
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杉並区議会議長 井口かづ子殿
「杉並の教育を考えるみんなの会」
連絡先:削除

 
2012年8月19日、尖閣諸島に上陸した日本人10名の中に、杉並区議会議員田中ゆうたろう氏が含まれていたことについて、また関連する事柄について意見を述べさせていただきます。
先ずひとつは、軽犯罪法(禁止区域への立ち入り)とはいえ、法にふれてしまったことです。憲法をはじめ法に則って仕事をするべき議員が、法に触れるようなことは今後、厳にひかえていただきたいと思います。
また今回の件は、法に触れるばかりでなく、沖縄八重山の遺族会(『尖閣列島戦時遭難者遺族会』)の方々の心情にも抵触するものでありました。
会長の慶田城用武さんは、8月21日『琉球新報』の報道によると「遺族会の気持ちを踏みにじり、慰霊祭を利用して上陸したとしか思えない」と話されています。このことは重大であります。
慶田城会長によると、約10日前に領土議連(『日本の領土を守るため
行動する議員連盟』)の山谷会長から電話があり、政府に提出する上陸許可申請への署名を求められたが、慶田城会長は「領土を守るという議連の考えと、御霊を慰めるとの遺族会の考えに違いがある」と、依頼を断ったそうです。
尖閣列島遭難事件は、1945年7月、石垣島から台湾へ向かった2隻の疎開船が米軍の攻撃を受け、1隻が沈没、もう1隻が尖閣諸島の魚釣島に漂着し、多くの犠牲者を出した事件です(末尾に参考資料)。その時、お兄さんを亡くされた慶田城会長は「私たちは毎年、尖閣が平和であることを願って慰霊祭を開催し、二度と戦争を起こしてはならないと誓っている。
慰霊祭を利用して戦争に繋がる行動を起こすことに対し、無念のうちに死亡した御霊は二度目の無念を感じていると思う」と話されています。
沖縄は本島だけでなく、八重山地域にも多くの戦争犠牲者の方がおられます。軍令によって強制移住させられ、悪性マラリアに罹って三千余名の方が亡くなられた「八重山戦争マラリア犠牲者」の事件もありました。このような八重山の歴史を踏まえるならば、遺族会との齟齬は真剣に反省しなければならないことであろうと思います。
しかし田中氏のブログの中では、「持ち主の許可なく足を踏み入れる結果となり、世間をお騒がせした点について所属会派(杉並区自由民主党)から厳重注意処分を受けました」とあるだけで、遺族会について何の言及もないのは、どうしてなのでしょうか?
同会派の富本卓幹事長のブログ(8月28日)にも、会派議員団総会の結論が報告されておりますが、やはり遺族会に対する言葉は見あたりません。
実は田中氏の他に、同会派から吉田あい氏、「創新」から松浦芳子氏が同行していたことが明らかになっています。本人たちがインタビューに応え、田中氏と同志的紐帯の強さをうかがわせるコメントを発っしています。松浦氏にいたっては「出来れば私たちも上陸したかったが、残念ながら船が離れてしまって・・・・」とさえ発言されています
http://www.youtube.com/watch?v=nj_6ezSbz3U
このように杉並区議会議員から3名も参加しながら、今秋の第3回杉並区議会定例会本会議の一般質問に全く取り上げれられなかったことに、違和感を禁じ得ません。さらに上記のインタビューの中で、田中議員は他の二人の同行者にふれて「杉並区も頑張ってまいります」との発言をしております。
区議会を代表しているわけでもないのに、このような先走った発言は、前後の文脈から考えると大変問題であり、放置しておくことは無責任だと思います。区議会外の活動であるとはえ、いわゆる「領土問題」は思想信条に関わらず、今後ますます重要性を増してくる喫緊の課題です。「世間をお騒がせしました」のような無内容な言い訳で済まされる事柄ではありません。
といいますのも、上陸した田中氏のその後の自己の行為に関する釈明が、到底納得のできるものでないからです。氏の「風にあおられまして、船から落ちてしまいまして、無我夢中で泳いだ先が魚釣島だった・・」(TV朝日)等の発言は、遺族会の方々はもちろん、立場は違っても、この問題に関心を寄せる多くの人々を愚弄するものではないでしょうか?
状況的には、海パン・日の丸の旗・ロープまで用意しての確信的行為ととらえるしかない中で、偶発性を装った説明は、事前の計画の中にすでに繰り込まれていたものなのか、事後の状況判断で変節させたものなのか? 彼の弁明なしには理解できません。
杉並区議会議員3名が参加し、そのうち1名が上陸した今回の事件は、その全体像がつまびらかにされないまま、議会としては何もなかったかのように収束してしまうのでは、事の重大さに比してあまりに鈍感と言わざるを得ません。
3氏の言動は、杉並区議会に対する「信用失墜行為」に値するものです。区議会において、経費を含む事実関係を明らかにすると同時に、厳重な対応を要請いたします。
2012年9月20日
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